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コスパ良し。イタリアンブランドDEDA SL38(エスエルサーティーエイト)

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コスパ良し。イタリアンブランドDEDA SL38(エスエルサーティーエイト)

コスパ良し。イタリアンブランドDEDA SL38(エスエルサーティーエイト)

2022/03/12

スポーツバイク全般が、ディスクブレーキを次世代のメインに据えるという方向へと舵を切ってから数年経ちますが、やはりと言うべきか徐々にリムブレーキ仕様のホイールが市場から姿を消していっております。(金属の価格高騰や品不足も影響しているとは思いますけど)私自身リムのロードとディスクロードどちらも乗っておりますが、使用頻度は6:4くらいでリムモデルがまだまだ現役です。

現状それほど不満も感じてはいないのですが、緊急時の予備として何か持っておきたいなという気持ちと、見た目に華のあるリム高のホイールが一組あってもいいな…という理由で色々物色していたのですが、これなかなかいいんじゃない?という物がありましたので、今回はホイールのご紹介です。

どちらも税込定価¥267740からの¥149999とかなりお買い得です。

DEDA(デダ) SL38 カーボンクリンチャー

シックなダークラベル

アイキャッチなブライトラベル

38mmのミディアムハイトに26mmのワイドリムの構成は、オールラウンド系リムブレーキホイールの進化の行き止まりの一つだと思います。巡行性は50㎜ハイトとかの方がいいんですが風が強い地域だと使いにくいですし、やっぱりミディアムハイトがシーンを選ばなくて好き。

クリンチャー/チューブレスレディ対応
リム幅26mm、ハイト38mm
スポーク:F18/R24 ステンレスエアロストレートプルスポーク
ハブ:6061アルミニウムボディ、Enduro セラミックベアリング シマノ11SPEED対応
最大空気圧:7bar-100psi
適合タイヤ:25~32mm
重量:1,500g(F&R)

・DEDA ELEMENTI(デダ・エレメンティ)
 ハンドル、ステムやシートポスト等、一度は使った事がある方が多いんではないでしょうか?ZERO100ステムなんかは軽くて硬くて高くはない。名作だと思います。パーツブランドのイメージが強いかと思いますが、近年ではフレームやホイールも手掛けています。製造系メーカーの強みといいますか、品質の割に高価すぎない価格設定で玄人受けする感じです。

・こちらのホイールも発表当時はチューブレスタイヤの選択肢が今ほど多くなく、運用方法もそこまで周知が進んでいなかった為かチューブレス運用〝も〟出来る。くらいの印象に留まっていたかと思うのですが、チューブレスシステムが一般化してきて良いタイヤも出揃った今では是非チューブレスでの運用をオススメしたいです。チューブレスというか現在ではチューブレスレディがメジャーです。LADYではなくREADY。シーラントを併用するタイプですね。

・チューブレスタイヤで良くオススメを聞かれますが、高価な事に目をつぶれば高性能なのはContinental(コンチネンタル)、ムラがないと言うか優等生タイプはIRC、個人的に好きなのはMAXXIS(マキシス)です。ご参考までに~

セラミックベアリングって効果ある?と質問いただくことも多いですが、あると思います。ペダリングしている時は他の情報に脳のリソース取られるので実感しにくいですが、足を止めた時の空走が明らかに速いです。
デカールにもあるように、ベアリングは世界的トップクラスのシェアーを誇るEnduro製を採用しており、性能は言うまでもなく、メンタル的な安心感もありますよね。

・リム幅は外幅26㎜ 内幅は実測19㎜でした。リムブレーキモデルとしては、ほぼ最大のリム幅を取っています。(リムブレーキのフレームでは構造上、これ以上のワイドリム化は無理です。)

・ワイドリム化の利点は、以前も書いた気がしますが、エアボリュームが上がる点で、エアボリュームが上がると空気圧を下げても
ヒステリシスロス(転がり抵抗の大部分を占める、ゴムのような弾性を持つ物質が、変形するたびに消費するエネルギーの損失のこと)が悪化しません。リム幅1㎜につき0.3bar空気圧を下げてもヒステリシスロスは据え置きというデータがあったはずです。巡行速度と最高速度を落とさずに快適性だけ向上するという事ですので、人間側に余裕が生まれ、結果的にパフォーマンスが向上する…という理屈ですね。

・空気圧とヒステリシスロスは相互関係にあり、空気圧を上げるとヒステリシスロスは減少するのですが、空気圧を高めていくと、ある分岐点をきっかけに転がり抵抗は増し始めます。車体が跳ねだすんですね。ですので空気圧は上げればいいと言うものでもないのが面白いところ。トラック等の凹凸がない路面では跳ねる事がないですからまた別ですが。

・細いタイヤ(当然リム幅も狭い)に高圧が速いと信じられていた状態に変化が起こり始めたのが5~6年前、今や25Cや28Cのタイヤにワイドリムが標準で、空気圧はやや低圧へ向かっています。今後も新たな発見とともに常識も変わっていくのでしょうが、そういった変化を追いかけていくのもまた、楽しいものです。

・少し話が逸れましたが、今回はDEDA(デダ) SL38 カーボンクリンチャーのご紹介でした。

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