CARRERA(カレラ) PHIBRA(フィブラ) NEXT完成車 入荷しました!
2021/07/12
カヴェンディッシュがついにメルクスの最多勝記録に並ぶツール通算34勝目を達成しましたね。
それについてメルクスにインタビューを行っているのですが、「スプリントで34勝を挙げるのは並大抵の事ではない」 「まあ、私はスプリントも山岳も下りでも勝っているが」と、しっかりマウントを取ってきていて面白かったです。
負けず嫌いだなあ!
カヴェンディッシュはメルクスの大ファンなので、ユーモアを交える事で緊張させないように配慮したんだと思います。
聞きなれない耐衝撃液晶ポリマーというのは、落車などで破損する可能性を減少させる複合材とのことです。
他社の超高級ハイエンドモデルに使われているのは見ますが、セカンド・ミドルグレードに採用されるのは稀ですね。
創業者、二代目ともに、元プロレーサーのCARRERAらしいとも思います。
サイズ(※目安です)
XS:155~170㎝
S:165~175㎝
M:170~180㎝
コンポーネントは105・アルテMIX
MIXとはいっても前後ブレーキのみ105でSTI・FD・RD・クランクは8000系アルテグラです。
ホイールはVISIONのTEAM 35 COMP SL クリンチャー 1740g
完成車付属のホイールにしてはなかなか贅沢。
漆黒のルックスも精悍で◎
ブレーキシステムはダイレクトマウント
ダイレクトマウントのブレーキの利点は、高剛性化によるリニアな制動、フォークブレードとシートステーにブレーキを直接マウントするため、制動感や制動力の低下の原因となるブレーキシャフトが存在しません。
過去の記事でも書いたのですが、ほぼ片効きが出ない上に、カチっとしたブレーキフィーリングなので扱いやすいです。
1点留めの従来のブレーキに比べて、減速のあとの再加速においてもロスが少ないとのデータもあります。
ダイレクトマウントブレーキは世に出るのが遅かったのが惜しいと今でも思ってます。
初代PHIBRAのデビューは2008年、2011年にPHIBRA TWO、2014年にPHIBRA EVO、4代目として登場したのがこのPHIBRA NEXT。
PHIBRAをPHIBRAたらしめる有機的な弓なりのフレーム形状は健在であるものの、一種のアート作品のようだったEVOと比べると、全体的なシルエットはかなりシンプルになっています。
NEXT以前の外連味の効いたデザインの方が好きだったという声もありますが、私はNEXTの造形、なかなか美しいと思います。
事あるごとに書いている気がしますが、初代の面影を残したまま細部を研鑽され続けてきたモデルにグッとくるのです。
最終形態のフリーザ様のようなものです。例えがおじさんだあ!
真面目な話をすると、細部のフレーム形状は現代ロードバイクのデザインをしっかり追っています。
ダウンチューブ、シートチューブはカムテール、ボリュームのあるBB周りに、踏み込んだ時のトルクの左右差を調整する為に左右のチェーンステイの厚み(高さ)も変えてきています。
フロントフォークの造形も空気の流れを安定させようという意思を感じるデザイン。
特徴的な弓なりのトップチューブとシートステーはグラマラスなルックスのみならず、振動吸収性や快適性に優れ、長距離を快適に、かつハイスピードで駆けるような用途にマッチすると思います。
CARRERAのラインナップ上ではロングライド向け(CARRERA的にはグランフォンド)となっていますが、基本的にレーシーといいますか、ある程度はハイスピードで行くよね!って感じがとても 「らしい」 と思います。
税込¥495000➡店頭ASK
シートチューブとシートポストを真っ黒にしている事で、よりフレーム造形が際立って見えますね。
最後になりましたが、画像のレッド以外のカラーもございますのでお気軽にお声かけ下さい。
ウエムラサイクルパーツ
住之江本店・梅田店・福岡店
(※メーカー希望小売価格・販売価格・在庫状況は掲載時のものとなります)