有限会社ウエムラサイクルパーツ

Bianchi (ビアンキ) OLTRE PRO (オルトレプロ)のご案内です。

お問い合わせはこちら ご購入はこちら

Bianchi (ビアンキ)の本気!

Bianchi (ビアンキ)の本気!

2023/08/11

Bianchi(ビアンキ)OLTRE PRO(オルトレプロ)完成車が入荷しております。
このモデルに関しては、乗らずに語るのは難しい所があるんですが、まあ、雑感くらいならば可能かなと。

今回モデルチェンジしたOLTREは3つのモデルから構成されておりまして、
OLTRE RC (オルトレ アールシー)
ハイエンドモデル、カウンターヴェイル未使用、エアディフレクター有
OLTRE PRO (オルトレ プロ)
セカンドグレード、カウンターヴェイル使用、エアディフレクター有
OLTRE  (オルトレ)
ミドルグレード、カウンターヴェイル未使用、エアディフレクター無
今回入荷分はミドルグレードに当たる「PRO」になります。

ハイエンドにカウンターヴェイルが未採用なのは以外でしたが、軽さと、高剛性化を優先してるって事なんでしょう。逆にクラシックレースなんかではPROの方が良さそうですよね。

画像のバイクは50サイズ
価格は定価¥1,115,000(税込)からの¥947,750(税込)です。
PROの完成車にはレパルトコルサブランドのカーボンホイール(チューブレスレディ)が付属。
リムハイト50㎜で精悍なルック。レパルトコルサはビアンキのレーシング部門に与えられる名称です。
近年はフレームメーカーが自社のホイールブランドを立ち上げたり、特定のメーカーを傘下に抱えるパターンが増えましたね。

初代OLTREからXR2、そしてXR4へはブラッシュアップの流れでしたが、新型OLTREは完全に新しい路線に入ってますね。
パッと見はCerveloのS5と似ていますが、特徴的なコックピット周りが似ているので、その印象に引っ張られているのかも知れないです。
XR4と比較するとリーチが長く、ヘッドチューブが短くなっていて、最新のバイクらしいジオメトリに変わってます。リーチが長いとステムを短いものに出来て、これはフロントのコントロール性が良くなる構成です。
また、リーチが長いとホイールベースも長くなり、直進安定性が向上します。
※個人の理解です、間違っていたらご指摘下さいね。

発表時、アメリカンブランドに比べると保守的なイメージのあるヨーロッパブランドの、
しかも古参メーカーであるBianchiがフレームデザインの最前線を意識した造形で仕上げてきたのには驚きました。
お洒落なブランドというイメージを払拭し、「我々は純粋なレーシングブランドである。」という意思表示をしていきたいんだな。
というのはVismaに機材供給をスタートした時に感じていたんですが、ここまで攻めの姿勢だとは。
いや、でも確かに、自分達の思想における最高傑作をグランツールに投入するブランドは格好いいからな…

細かい部分だが、BMCのSLRシリーズのように、スルーアクスルの受け側を非貫通式にして空力を稼いでいる。
※フロントフォークも同様の処理。

ダウンチューブとシートチューブの交点に補強のリブを設けるのも、少し横に広がってから下がるシートステーも、
最新のフレーム造形だ。

以下、個人的な感想を言い切り型?終止形で書きます。
ですます調の方が印象が良いかとは思いますが、接続詞を整える方に意識が行ってしまって内容が曖昧になりがちなので…

BianchiのOLTREは、一番乗ってみたいバイクかも知れない。なぜなら、OLTREはとても不思議なフレームだと思うからだ。

空力・剛性・快適性をトータルで考えた時、フレーム造形の最適解は判明している。
ドロップしたシートステーにカムテール形状だ。
(※某SL8も発表されて、また色々と動きがありそうなフレーム界隈ではあるが)
エアロロードであれば、整流面積を広げる為にやや翼弦長の長い、翼断面形状よりのカムテール形状になったり、カムテールと砲弾形状の中間であったり、BB部が船型になったりするが、アレンジ程度の変化でしかない。

OLTREは現行モデルも、先代のXR4も、上記の設計から逸脱している。
これで競合他社に負けているのならば、性能よりも造形的な美しさを優先したラグジュアリーなバイクなんだな。
と思うだけだが、XR4は勝ち星を上げ続けた傑作だ。RCは今年からグランツールに投入されるので戦績についてはまだ語れない。

ロードバイクの空気抵抗は、車体は全体の3割ほど、人体が7割ほどで、エアロロードにすると、平均して全体の1割ほど空気抵抗が減るという結論が出ている。
あとはこれをどこまで丁寧に掬い取れるかの勝負で、知っている限りでは現行のPROPELかAEROADが、現時点で最も高いレベルでバランスさせているモデルかと思う。

OLTREは空力へのアプローチの仕方が根本的に異なるように見えるのだ。

形状を変えられない大きな物体(ようするに人間)に風が当たると、後方に大量の渦が発生し、負圧エリアが非常に広くなる。
そんなときは、その物体の前に予め小さいものを置いてある程度の負圧エリアを発生させておき、その負圧エリアで大きな物体を包んでしまう。
こうすることで、大きな物体から出るはずだった負圧エリアを小さく抑えられる。
レギュレーションでオープンホイールが定められているF1で使われる技術だ。

OLTREのフレーム形状は、この作用を狙っているのだ。
ご丁寧にボルテックスジェネレーターまで設えられた特徴的なY字型の二股ステムは、
上死点付近を通る足を負圧エリアで包もうとしているように見える。

OLTREのフロントフォークもダウンチューブもひし形で、単体での空気抵抗は悪いはずだが、こちらも足を負圧エリアで包んでしまう恩恵の方が大きいと判断したのだろう。
フロントフォークにもボルテックスジェネレーターは採用されている。

発表時に話題となったエアディフレクター
これもライダーの脚部を負圧エリア内に置く為の工夫だ。
UCI規定では使えないが、一般のライダーは存分にその恩恵にあずかるといいだろう。

自転車側が受ける3割の空気抵抗を減らすのはそろそろ限界だと思う。
エアロ形状の一体型ハンドルステムを採用し、電動化&油圧化の力技でケーブルを全て隠して、
造形も洗練され尽くした現代のバイクからは、これ以上、バイク側の圧力抵抗も表面摩擦抵抗も削れる余地がないように見える。

それに対して人間側の7割の空気抵抗を減らそうする試みは、新しいエアロの地平を切り開くかも知れない。

ん、やっぱり気取った文章になりますね。
恥ずかしいのでさようなら。
今回はBianchi(ビアンキ)OLTRE PRO(オルトレプロ)完成車のご紹介でした。

ウエムラサイクルパーツ
住之江本店・梅田店・福岡店
(※メーカー希望小売価格・販売価格・在庫状況は掲載時のものとなります)

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。