PEARLIZUMI パールイズミ イグナイトシリーズにベーシックフィット

サイクルジャージは昔と比べるとデザインの良い物が多くなりました。
クローゼットに、大昔に買ったカステリのジャージが残っているのですが、今見ると「野暮ったいなー！」と思ってしまいます。
当時は「流石カステリはお洒落だなー」なんて思って買ったんですけどね。
今回はそういったお話です。

日本のサイクリストであれば、その名を知らない者はいないと言ってもいいサイクルスポーツアパレルの老舗「パールイズミ」
創業は1950年、詳しくはこちらをご覧ください、読み物としても面白いですよ。

パールイズミのウエアは、基本となる適度なフィット感の「ベーシックフィット」　ベーシックフィットよりぴったりめの「レースフィット」　ベーシックフィットよりゆったりめの「シティライドフィット」の3種類に分かれています。

さて、表題のパールイズミのセカンドグレードモデル「イグナイトジャージ」は袖を通した時の着心地の良さはもちろんのこと、その年々の流行を取り入れたスタイリッシュなデザインで登場以来毎年、人気を博しています。
しかしながら、レースフィット（バタつきのない身体にピッタリとフィットする細見のシルエット）でしか展開がなく、サイズ・シルエット感で諦められる方も多くいらっしゃいました。

ですのでこの度、最も選ばれるタイトすぎない適度なフィット感の「ベーシックフィット」
Verのイグナイトジャージを別注でパールイズミ様に作っていただきました！

まずこちらが通常のレースフィットです。
生地には全くシワが出来ず体にピタっと吸い付くような着心地。

バックはこんなデザインです。手を差している所はファスナー付ポケット
しかしながら、自分で自分の画像を編集していると落ち着かないというか、恥ずかしいですね。
何故、本格的なサイクルウエアはこうピタっとしているかと言いますと

空気抵抗は人間8割バイク2割と言われており、割合の大きい人間側の空気抵抗を減らす事は大きな意味を持ちます。
その為、ウエアで空気抵抗を減らそうという試みは今では多くのメーカーで行われています。
内容としては概ね、「伸縮性の高い生地を使って体にフィットさせ、シワや弛みをなくす」というものです。
以前はフィット感の大部分を素材の伸びに頼っていたのですが、近年は素材の伸びではなくカットやパターンでフィット感を出すようになっています。より立体的な裁断に進化しているそうです。
これらは非常に機能的ですが、体にピッタリとしたフォルムに拒絶反応が起こる方もいらっしゃると思います。

そしてこちらがベーシックフィット、バタつきは抑えるがタイトすぎないサイズ感。

同一サイズのMですが、シルエットが違うので見た目や着用感は変わりますね。
首や肩周りのフィット感はレースフィットとあまり変わりませんが、腋の下と胴回りに生地のゆとりがあり、圧迫感がありません。
身体のラインの数ミリ外に服のラインがあるようなシルエットで、どなたでも着やすいのではないでしょうか。

ベーシックフィット、ミックス柄です。白がメインだともっとゆっくり見えますね。
しかしながら肩周りはしっかりフィットしていてレーシーなイメージは崩しません。

見た目に関しては主観の問題となりますので、人によって感じ方は違うと思いますが、伝統的なサイクルジャージのイメージ（ミニマルなデザインか、チームレプリカか、蛍光色か、場合によってはそれら全てで、美しい色は用意されていません。）から脱却せんという意思を感じます。

一般的なウェアは、着ている内に裾がほつれて糸が出てきたり、ジッパーがおかしくなってきたり、反射素材の部分が割れてきたりと、生地の傷みと並行するように他の部分も壊れて行くことが多いのですが、ことパールのウェアに限って言えば、無理な着脱ぎをせず、毎回洗濯ネットで洗っているかぎり生地の寿命が来る前に他の部分が壊れた経験はありません。製造管理の質の高さが垣間見えます。

気になるお値段ですが、定価￥14080（税込）からのウエムラ店頭販売価格￥9998（税込）
本日はパールイズミ・イグナイトジャージのご紹介でした！

ウエムラサイクルパーツ
住之江本店・梅田店・福岡店
(※メーカー希望小売価格・販売価格・在庫状況は掲載時のものとなります）