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BMC SLR FIVE 2023 ロードバイク ディスクロードのご紹介&お知らせ

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BMC SLR FIVE 2023のご紹介&お知らせ

BMC SLR FIVE 2023のご紹介&お知らせ

2022/11/12

前回から結構、間が空いてしまいました。
ここに書いている内容は大抵、休日に草案を考えているのですが、
済んでいるマンションの管理会社が変わるという事で色々と手続きをやり直す事になり、可処分時間をゴリゴリ削られておりました。

※お知らせ
福岡店で行っている定例の走行会ですが、毎月、最終週の日曜日の朝7時スタートで行っています。
目的地は志賀島、往復50キロ前後のフラットコース、実走2時間くらいです。10時頃に店舗前に帰ってきます。
本当は月2回くらいやりたいんですが…走った後のフルタイム勤務が体にこたえるようになってきました。笑
おじさんですからね。
※今月11月は変則的に26日(土曜日)に行います、ご注意下さいませ。

さて!本題です!

BMC(ビーエムシー) Teammachine SLR FIVE 2023年

Shimano Di2 105 R7100 油圧ディスクブレーキを採用したモデルです。
メーカー税込希望小売価格¥759,000からのウエムラ価格

新形105についてはこちらに少し詳しく書いてますので、よろしければご覧ください。
クランクは170㎜の50-34 スプロケ11-34と扱いやすい構成。

ホイールはメーカーオリジナルだと思いますが、リムは手組でも定番のMavic Open PRO
頑丈さと軽快さのバランスの取れた良いリムです。
フレーム側のタイヤクリアランスも30Cまで取られていますので、タフなタイヤを履かせて林道に入ったりしても楽しいかと。

なかなか良いパッケージの完成車だと思います。
DISCに移行するなら12速のDi2が出揃ってからと考えていた方も多いでしょうから、いいタイミングではないでしょうか。
DISCロードはできるなら電動コンポが良く、今ならR7100で組まれた完成車が最も費用対効果が高いと思います。
次点でグロータックのEQAULを使ってリムブレーキ用のレバーを使う事でしょうか。
理由としては、メカニカル&油圧のレバーは重くストレスを感じやすいからです。
毎回言っている気がしますが、毎回言いたくなるんですよ。振りにくいもん。

2ndグレードとはいえ、フラグシップモデルのSLR01と同じく高い剛性、快適性、エアロダイナミクスを持ったSLR。
ざっくりですが自転車の動力性能(加速・登坂・最高速)を決めるのは、空力・軽さ・剛性の3点です。
エアロと軽さは万人に対して基本的には良ければ良い程いいです、(6.8kgの重量規定を守らないといけないライダーは日本に何人いるんでしょう?)
ロードバイクは空気抵抗減らしゲーなので空力が良くて困るシチュエーションもないと思います。
※ただ、エアロに振り切ると重くなって根本的なパワーが必要になるので、セミエアロが人気あるんですね。

手放しに高い方がいいと言えないのが剛性で、扱いきれない剛性はライダーに牙を向きます。
短時間では速く感じるものの、トータルで見ると遅くなったり疲れやすくなったりする為、
剛性に関しては理想の上限が個人で違います。
なので実質2ndグレードあたりが最適解になる人も多いはずです。

上記の文面とも繋がるところなんですが最近考えていたことがありまして。
日本人のアマチュアサイクリストに最適なフレーム剛性ってどんなもんなんだろうという疑問です。

アマチュアサイクリストでパワーウエイトレシオが5倍を超える人はかなりの剛の者です。
4倍あればなかなか優秀でしょう。3.5倍くらいが普通の人、私は3.5以下なのでちょっと残念な部類。
それはまあ、いいんですが。

プロ選手のパワーウエイトレシオは体格にもよりますが、6倍前後、5.8とか5.9で体格の良い人は6.4とかです。
自転車の良い所の一つは、お金さえだせばプロと同じ機材を使えるところ、ヴィンゲゴーやポガチャルと同じモデルに乗れる!
というのは夢がありますが、スプリント平均1300ワット、瞬間的には1900ワットみたいな世界です。電子レンジかな?
プロの脚力を受け止められる剛性のフレームは一般人には硬すぎる。

堅いと聞いてたけど試乗してみたらそんなでもなかったよ?とはたまに聞きますが、高剛性フレームって踏める間は速いです。
ただ、あっという間に力を吸われてハンガーノックみたいになります。キックバックというか、反作用で受けるダメージがデカい。
試乗会などのちょい乗りだとそこまで到達できません。100キロ乗ったら意見変わると思います。

考えるきっかけなんですが、今年は女性版ツール・ド・フランスであるツール・ド・フランス・ファム・アベック・ズイフト(長い)が
33年ぶりに開催されました。自転車屋なのでやはり気になったのは機材面。
男子に比べ、エアロロードの比率が低く、ホイールもミドルハイトを採用しているチームが多いです。
なんなら、平坦ステージでもローハイトを採用しているチームも。
チェーンリングも男子は大型化が顕著ですがファムは52-36の組み合わせが多い、
体重と速度域が男子より低いからでしょう。(それでもエグい速度ですが)

はて、欧州女子プロのパワープロフィールってどんなもんなんだろという事で調べてみたところ…
FTPが平均250~300W、体重も軽いので大体5~5.5倍くらいです。
うーん、これはやはりというか、日本人男性サイクリストが機材の参考にするのは欧州女子プロなんじゃないか…?
欧州女子選手が選択しているのがエアロよりはセミエアロ、もしくはオールラウンド系。
例えばFELTだとARではなくFRが選ばれていて、エアロフレームが選択されていてもホイールをミドルハイトにして
重量剛性比のバランスを取っているように見えます。

また、男子ほどステム一体型ハンドルを採用していません。これもディープリムと同じく速度域が低いと効果が薄いから…?
男子ツールは最新機材お広め大会としての側面もあるからなのか…うーん。
プロ選手の機材は参考になるのか否かという議論は昔から行われていますが、体格や速度域を考えると日本の一般サイクリストは
ファムのほうを参考にする方が現実的なように感じますね。

という訳で、セカンドグレードのフレームに電動の105、余裕があれば上質なホイールを履かせるくらいが日本の一般サイクリストには
調度いいんじゃないかなあと思っていたところに、表題のBMCが入ってきたので絡めて書こうかなと思った次第です。

でもまあ、扱いきれないと思う一方でハイエンドへの憧れはやっぱり、ありますよね。
所有欲とはまた別の話です。
挑戦する価値はありますし、乳酸が出る直前、煌めくような7秒間に夢を見るのもまた一興。

今回はBMC Teammachine SLR FIVE 2023のご紹介でした。

BMCは空力を求めすぎて、エンドが面一どころか埋めてありますので、保管用のスタンドを選びます。ご注意下さいませ。

では!

ウエムラサイクルパーツ
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