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お久しぶりのFELT(フェルト) AR ADVANCED FR ロードバイク ディスクロード ウエムラサイクルパーツ

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お久しぶりのFELT(フェルト)!

お久しぶりのFELT(フェルト)!

2023/04/28

FELT(フェルト) AR ADVANCED ULTEGRA(ARアドバンスドアルテグラ) 2023年モデル 
各店入荷しております。

サイズ51:適応身長160~175㎝
サイズ54:適応身長170~185㎝
画像のものはサイズ54、適応身長は目安です。

フェルト(Felt Bicycles LLC )はアメリカ・カリフォルニア州アーバインに拠点をおく自転車メーカー。日本ではしばしばドイツのメーカーと紹介されることがあるが、創業者のジム・フェルトはアメリカ人であり、本社は創業以来現在までカリフォルニア州内に置かれている。※Wikipediaより抜粋
個人的には脚力のある人が乗っている印象を持っています。根拠はありません。

FELTのロードバイクそのものを凄く久しぶりに見て、何だか懐かしいな~という感想まで出てきました。
人気のブランドなので、見慣れていたはずなんですけど。
それだけ、ここ数年間は色々な事柄が停滞していたんだなあと。

SPECは
コンポーネントはメカニカルの2×11SPEEDのアルテグラ。
アメリカのホイールブランド REYNOLDS(レイノルズ)の58㎜ハイトフルカーボン製エアロホイールが
最初からインストールされています。
ホイール単体で購入すると¥248000(2023/04月現在)のホイールですので、コスパが良いと言うか、お得感が強いです。
この価格帯で完成車を探した時に、今であればDi2の105を取るか、カーボンホイールを取るかの2択になるかなと思います。
どちらがいいと言う話ではありませんが、速度への寄与率が高いのは…ホイールです。
何気にGP5000を履かせてあるのも好印象。為替と物価の関係で今では1本1万円オーバーの超高級タイヤです。
最近は車格に見合ったタイヤを最初からインストールしてある事が増えた気がしますが、良い変化だと思います。

気になるお値段ですが、定価¥869,000(税込)からのウエムラ価格¥499998(税込)
ま?この金額で本当に大丈夫なんでしょうか。
フレーム単品で¥407000(税込)なんですが…いいならまあ、いいんですけど。
エアロ然としたルックスと、58㎜のディープリムを採用している事を鑑みて、ロードでトライアスロンに参加される方にも良さそうです。

ここ1~2年はUCIのフレーム規定が緩和された事を機にエアロフレームの再開発が始まり、今やエアロロード界隈は激戦区です。
開発力の高いビッグメーカーが暫定的な最適解を提示し、中規模メーカーが正解の後追いをしているいつもの流れなので、一定の水準で性能が高止まりしており、当たり外れが起こりにくいのは良い事なのですが、
どれを選んでも差が付きにくく、「金額や納期のタイミングが調度良い物」を基準として選ばれている感があります。

そんな流れの中で、この子ならではの魅力って何だろうな?カーボンホイール付属は大きなメリットですが、コスパ面での強さはちょっと味気ないしな、何かあるかな~と仕様書を眺めていた所、採用されているカーボンマテリアルの構造が自転車界では初めて見る感じです。
「究極のカーボン素材、テキストリームカーボン」を採用、とあります。
公式へのリンク貼っておきます。究極とは大きくでましたね。山岡士郎。

「テキストリームは原糸を平面に並べることで、より密度が高く軽量なフレームが可能になります。」とありますが、はて、原糸を平面に並べるのはUDカーボンでもそうなのでは…?と不思議に思い調べてみたのですが、原糸を開いた開繊糸、リボン状のカーボン繊維を編み込んだような構造となるようです。
図説
カーボン繊維の弱点である「曲げ」の回数を減らし、樹脂の使用量も減らす狙いがあるみたいですね。

軽量性と高剛性の両立と、快適性や反応性のバランスは各メーカー創意工夫を凝らしている部分ですから、
これによって動力性能的にFELTが他メーカーを圧倒する。みたいな訳ではないと思います。
FELTはTEXTREMEを採用して、そこへアプローチしているという話ですよね。

しかしながら、ざっくり調べてみただけではありますが、開繊させたカーボン繊維は通常のUDカーボンよりも曲げ強度・せん断強度に優れるというデータが見つかりましたので(引張強度は同程度より少しだけ上らしい)
耐久性や寿命に対しての優位性はあると言っていいと思いました。(感想)
データを見る限りは非常に良い素材だと思うんですが、他メーカーが採用していないのは、Bianchiのカウンターヴェイルのように契約的な縛りがあるんでしょうか?


単純に高コストな製法だと思うので、派手なマーケティングや、継続的なグランツールへのスポンサーを行っていないFELTだからこそ可能な予算の使い方なのかも知れません。※全て個人的な憶測ですので悪しからず…

つづいてもう一台、同じくFELTからFR30のご紹介。

軽量アルミフレームにフルカーボンフォーク、コンポーネントはSHIMANO 105油圧ディスクブレーキを採用。
定価¥324500(税込)からのウエムラ価格¥194700(税込)

画像はサイズ51:適応身長160~175㎝(目安)です。

これほど手間をかけたアルミフレームを見るのは久々です。

フレーム下半分を構成するダウンチューブはチューブの肉厚を33%アップ、チェーンステーはパイプ径を15%アップ。
上半分を構成するトップチューブとシートステーは24%~30%細くしなやかに加工され、シートチューブを迂回するように溶接。
この造形をアルミで行うのは技術的に大変だと聞きます。歩溜まりが悪いはず。

パワーを伝達する為に剛性が必要なヘッドチューブ~ダウンチューブ~チェーンステーの下ラインは太く、
快適性の為にしなやかさが重要なトップチューブ~シートステーの上ラインを細くするのはロードバイク設計におけるセオリーです。
(別の解釈をする設計もありますが、今回は触れません)

負担が大きいパイプの終端は肉厚を厚くして強度を保ち、負担の少ないパイプ中央部分は肉厚を薄くして軽量化するバテッド加工も当たり前のように採用されていますが、これも高コストな製法です。
仕上げに、溶接跡が確認出来ないほど滑らかなスムースウェルディング処理が施されており、惚れ惚れします。

アルミフレームに施せる加工は一通り行っているように思います。

ロードバイク史におけるアルミフレームの全盛期は90年代半ばから2000年の始めで、
それ以降はカーボンがメインのマテリアルへと移行していきます。
例外的にCAADシリーズのような、「カーボンを喰ってやる!」と意気込むカウンターカルチャーとしての役割も担ってはいますが、基本的にはアルミモデルはエントリー層を支えるためのもの、という立ち位置に収まっていると思います。
ですのでアルミモデルとしての品質を追求する、なんて事をするメーカーは今は稀です。
コストを掛けるともちろん利益が減りますから、商業的にも美味しくないでしょうし、こだわった所を理解してくれる審美眼がエントリーユーザーはまだ育ってませんから、やりがいも少ない。
一言で言うと割に合わない。

何でしょう、職人気質というか、開発サイドの「意地や執念」みたいなものを感じます。
蓄積された技術や知見をフルに使って、上質なアルミモデルを作ろう。
儲けもでないし、価値に気付いてくれる人も少ないだろうけど。
それでも、作ってみるかい?
「…できらぁ!!」みたいな。

クランクも安心のShimano 105。
FC-R7000、170-52/36T

アルミフレームにカーボンフォークでコンポが105、というのはスタンダードな構成であると同時に、エントリーユーザーが先を見越した上で、少し背伸びして購入する調度いいラインだと思うんですが、油圧ディスクの採用が標準的になった事と物価上昇に伴って、このような構成の完成車がなかなか良いお値段となっており、具体的には25~30万円の間くらいでしょうか、今から始めますという方にオススメしやすい金額ではないな~と、思ってしまいます。

時代の流れなので仕方ないんですが、アンダー20万円でこのスペックが手に入るのはそろそろ終わりかも知れません。

今回はFELTの2車種のご紹介でした。では!

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